CCB回顧録

CCB(ココナッツボーイズ)の楽曲を自分なりに振り返ってみるブログです

その3 スワンの城

スワンの城


C-C-B屈指の名曲だとおもっています


確実に自分的トップ3に入る


笠くんの透き通るような声と曲調、歌詞のバランスが絶品です

「~ 風の音ヒュルル」
「湖の霧が晴れ さざ波のダンス」


なんで詩的な始まり


「誰か僕を呼んでる 遠くかすかな響き」
「引き裂かれて会えないまま 痛みも薄れた」


失恋ソングのような表現からの


「イバラに囲まれて 眠るスワンの城」
「鳥に姿変える 魔法をかけられたままで」


ここでスワンに変えられていることがわかります


ファンタジー感あふれる歌詞の始まり


2番もいいですよね


「翼さえ折られたよ 飛ぶこともてぎず」
「金色の月明かり 見上げては泣いた」


いったいどうしてそんな状況になったのでしょう


金色の月明かりという表現がなんともいえない


「君が僕を~」
「そうさ真珠の涙」


真珠の涙ってどんなのでしょうか


「一粒だけもし流せば 魔法は解けるよ」


まずおきることのない奇跡を表現しているのか


大切な誰かの願いを待っているのか


「訪ねる人もなく 時だけが静かに過ぎる」


なんとも絶望的な悲しさがあります


そしてここからサビ、クライマックスへ


これがまたいい


「星の船が近づいてくる」
「長い髪の美少女のせて」


かぐや姫を彷彿とさせます


「僕は ここさ」


声を出せないスワンの心の叫びが聞こえてくるよう


C-C-Bの楽曲において、もっともファンタジー感あふれる、とてもせつない名曲と言えるでしょう


いつ聞いてもいいもんです