CCB回顧録

CCB(ココナッツボーイズ)の楽曲を自分なりに振り返ってみるブログです

その5 二人のシーズン

二人のシーズン


フィンガースナップから始まる少し昏い曲調


関口くん通しのボーカルで、彼の歌う曲ではトップクラスに好きです。妖しげな色っぽさ、艶のある歌声がたまらないです


「霧で濡れている~」


当時の私にはフロントガラスが霧で濡れるというものがわかりませんでした


「ワイパー動かせば 海が広がる」


まして、霧と海というのがピンとこなかったですね


その後数十年、現実にそんな場所に出会うことはなく過ごしてきました、が


ついにイメージどおりの場所に出会うことができるんですよね。これはまた後述することにして


「助手席にあどけない~」


C-C-Bの曲には本当によく車、助手席が出てきます


「怖いほど 愛してた」


素敵、ただただ素敵な表敬
これを関口くんの声で歌われるとしびれる


「僕たちの夏はもう 行き止まり~」


これも後述する場所にピッタリ


「~言葉のトゲで」
「傷つけあうのは~」


何が原因かわかりませんが、破局が近づいていることだけは伝わります、怖いほど愛していたのに


「切り立った岬の 望遠鏡で」
「怖いほど飛ばしたね 海沿いの道」


これまた後述する場所にピッタリ


サヨナラの標識、だけでも詩的な表現なのに、それが倒れてるとか


もう戻れない悲しい二人の関係をキレイに表現しているとおもいます


胸が苦しくなるような失恋ソング


そんな曲の歌詞の場所があるなんて


 霧で濡れる
 眼前には海がひろがる
 行き止まり
 切り立った岬
 飛ばせる道(長い直線)


これらの要素に加えて、人気のない寂しい雰囲気も重ね合わせると


佐田岬】(愛媛県)


にしかおもえなくなりました


一度だけ旅行でドライブにいったのですが、佐田岬半島の直線道路に入った瞬間、すっかり忘れていたこの曲を鮮明におもいだしたぐらいです


機会があったら是非この曲をかけながらドライブしてみてはいかがでしょうか