不自然な君が好き
関口くんがシングル初のメインボーカルをとった曲
アルバムでは結構メインをやっていたのですが、シングルではようやく、といった感じ
関口くんメインボーカル曲に好きな歌が多かったので嬉しかったですね
C-C-Bの曲は非常に男女の曲が多いのですが、この曲もまた御多分に漏れず、甘酸っぱい気持ちにさせてくれます
「シルクの~」
「~海を見ているね」
詩的な描写から始まる歌詞
イントロのギターソロ(米川くん)も渋い
「瞳はエメラルド~」
「僕のことなんか 映らない~」
二人で海にきているのに自分のことなんか目に入っていないような不自然な態度の彼女にじれている、そんな様子
そんな彼女の気をひくために口笛をふく、なんていうのが昭和という時代を感じさせます
そしてサビはお約束?の笠くん
「別に気ないなら~」
「ぎこちない靴で~」
妖しい日本語でたたみかけてきます
気ない=気がない、恋愛感情がない
嫌い、に聞こえてしまう人もいるんじゃないでしょうか
ぎこちない靴とは、サイズがあわないのか足場が悪いのか、何が心情的なものを表現しているのか
「不自然な君がまるごと好きだよ」
このフレーズは今でも響くなぁ
お互いに好きあってるのかどうかを探りあってるぐらいの微妙な関係、甘酸っぱい
そして2番の出だし
「サガンの小説の少女の~」
小中学生ぐらいだとまだ触れることのないサガン
おそらく【悲しみよ、こんにちは】からイメージしてるのでしょう
この曲のおかげでサガンを知りました
「スケッチブックにイラストとポエム」
のぞいたら怒る内容が気になります
きっと【僕】のことを書いているんでしょうね
「ホンネは僕を~」
ここからサビへと、お互いに素直じゃないのに好きあってるであろうという展開へ
「軽そうに見えて真剣な」
というのが当時の自分を思い出させてくれます
まだまだ恋愛経験なんていうものが始まってない思春期を私に色々と想像させてくれる曲でした
今でも冬の湘南に行くと、つい口ずさんでしまう、そんな曲です